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共感性疲労

tesaki | 2019.03.20 Wednesday | 10:22 | ”こころ”にかかわる | comments(0) | trackbacks(0) |

 "カウンセラーやセラピストもただの人"

 

 共感的(あたかもその人のように)に話を聴き、その人の世界に

触れることを行っていると、しばしば死別やトラウマに関わる話を

聴くことがあります。

 

 そんな時には、充分に応えられず無力感や罪責感を感じることも・・・。

 

 死別やトラウマに関する話を聴くときには、カウンセラーとして

留意する点がいくつかあります。

留意する点を意識していたとしても、思いを理解しようとする姿勢や

応答することは、熟練した経験豊かなカウンセラーでも非常にストレスが

高く、共感性疲労を引き起こしやすいと言われています。

 

 共感性疲労とは?

寄り添い理解しようとし、応答することでこころが疲れてしまうこと。

 

 上記に上げたようにカウンセラーやセラピストが無力感や罪責感を

感じ、心が疲れてしまうこともあれば、実際に体験したわけでもない

のに、あたかも自分が体験したかのようになりストレス反応が起きて

しまうこともあります。

代理トラウマ、代理受傷、外傷性転移などともこの反応によるものが

大きいと言われています。(対人援助における二次的なストレス)

 

 では、共感性疲労にならないためにはどうしたらいいのでしょうか?

・こころをサポートしていこうとするときには、時に無力感や罪責感を

 感じ、強い疲労を引き起こすことがあることを理解しておく。

・身体の疲労に十分に気をつける。(休息や食事、楽しみを充実させるなど)

・一人で抱え込まず、相談できる相手を作る。

・プライベートな時間を作る。

(できることには限界があることを理解し、その状況から距離を置くこと。)

・自分を大切にする。

 

 上記のセルフケアを行うこと。

メンタルヘルスの基本ですね。

自分が疲弊してしまわないように、メンタル不調にならないように、

自身のセルフケアを行うことが、クライエントのサポートにも繋がって

いきます。自身のフィジカルとメンタルと両方をケアしていきましょう。

 

 自分が楽しむことをする。

「こんな状態なのに楽しんでいいのだろうか?」

自分の無力さを知ると、楽しむことに対して罪悪感を感じることもあります。

特に災害時の支援をしているときなどは特に・・・。

「他の人にどう思われる?」

と思ったり

「こんな時に楽しむなんてどういうつもり?」

「不謹慎な!」

というように周りからみられることもあります。

悲しみの渦中にいる人は、<どうやって悲しみと向き合う?20190224

でも書いたように、上記の発言のように「楽しむこと」を受け取ることもります。

 

サポートする人、支援する人、カウンセラーやセラピストもただの人です。

 自分の人生をよりよく生きるには楽しんでこころの健康を保つこと

大切です。

一緒に落ち込んで苦しみ悩むことも大切なことだと思いますが、

疲弊して落ち込んで何もできなくなってしまっては本末転倒というもの。

(・・・頭では理解していても、私も↑こんな状態の時もありますけどね(笑))

 

 ご自身のケアができない時に、人のケアをして壊れていく方を何人も見て

きました。

思い切って休息を取ることも大切です。

こころは回復する力を持っていますが、回復のタイミングや時間は人それぞれ。

それぞれのタイミングに合わせて回復できるよう、苦しい時に安心して

”よりそっていていい”と思える存在がカウンセラーやセラピストだと思います。

安心して話してもらえる存在には、心身が疲労していたら難しいですよね。

相手に心配されちゃいますから。「大丈夫?」ってね。 

 

 ってことで、私も少し休息を・・・。

 

 

 

 

 

 

 

 

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