回想法  〜夏休みに帰省をしたら〜

tesaki | 2019.08.13 Tuesday | 10:22 | ”こころ”にかかわる | comments(0) | trackbacks(0) |

 回想法とはアメリカ合衆国の精神科医ロバート・バトラー(Robert Butler)が

始めた心理療法です。(「reminiscence」、「life review」と英語では表記)

 

 回想法は、ご本人にご自分の人生を語ってもらうことです。

遊び道具や写真、音楽等ご本人になじみ深いものに触れながら、過去の記憶を

想起し、語ることで脳が活性化されて集中力や自発性、活動性が上がるとされている

療法です。

 バトラーは、残された時間が短くなると感じることで自然に生じる心理過程

なかで、過去に解決できなかった課題を肯定的に捉えなおす意味合いもあると、

この療法を考案しました。

 

 心理療法の一つとして、うつ病などを抱える高齢者の治療法として1960年代に

広がりましたが、その後、高齢者の認知機能の維持・改善に効果を発揮するという

研究結果が発表されて、認知症高齢者などのリハビリテーション療法の一つと

して使われています。

 

 回想法は心理療法の一つですので、リハビリテーション療法としての実施には

専門的な知識と経験が必要です。

 

 が、私はこの夏休みに帰省したりするタイミングを大切にしてほしいと思います。

なかなか会えないお祖父さま、お祖母様、ご両親やご親戚とお会いした時に

是非、その方々のお話に耳を傾けていただきたいと思います。

楽しかった子供の頃の遊びや得意だったこと、好きだった音楽や趣味の

話、どんな仕事をしていたのか、結婚したなれそめ、子供が生まれた時のことなど…。

 

 今まで知らなかった「歴史」が語られるかも知れません。

 

ただし留意点があります。

 ・無理やりに聞き出そうとしない

 ・事実と記憶が違っていても否定しない

 ・受容的、共感的に話を聴く

 ・悲しい思い出や辛い話になったとしても、「思い出させてごめんね」(謝罪)のようなことは言わない

 ・話したことを後悔させるようなことはしない

 ・体調に十分に留意する

  (人によっては話をしたり、記憶を思い出すのがかなりの労力を要する方もいますので体調面への配慮を。) 

 

で、できれば

「そんなに悲しい(つらい)経験をしてたんだね、知らなった。話してくれてありがとう。」

というような言葉がけをしていただきたいです。

 

 祖父母や両親の話を聴くことは、自分自身のルーツを知ることにもなります。

もし、夏休みなどで帰省することがあったら、せっかくの機会ですので、少し時間をつくって

ゆっくりとその方の人生や歴史を語ってもらい、聴いていただきたいと思います。

 

 

 

 

 

  

自己理解について

tesaki | 2019.08.08 Thursday | 10:22 | - | comments(0) | trackbacks(0) |

 自己理解…。

自分が知っている自分。

皆さんはご自分のこと、どのくらい理解していますか?

 

最近、

自己理解が足りない

と言われることが多くて…。

 

 カウンセラーやセラピストにはこの自己理解が大切と言われています。

私もカウンセラーを目指す方には、「大切です。」とお伝えしています。

 

 しかし、私自身、自分が知っている自分と、他人に見えている自分には

大きなズレがあるようです。

(まあ、ズレてるのは認識していますが(笑))

 

下記はジョハリの窓と呼ばれる自分自身の心の状態を4つに分類した概念です。

・自分も他人も知っている自分(解放、open self)
・自分は気付いていないが他人は知っている自分(盲点,behind self)
・他人は知らないが自分は知っている自分(秘密,hidden self)
・自分も他人も知らない自分(未知,unknown self)

 

 このジョハリの窓は、自己理解の説明や、コミュニケーションの研修に

使われています。

 

 何がどうだからいいというものではなく、自分の状態を知ることが

大事だと私は考えています。

自分の特性を知るという意味もありますのでね。

 

 で、前置きが長くなりましたが、自分ではこう見えているだろうと

思って行動したことが、相手にはうまく伝わらないことが多かったんですよ、

最近。

 

 でもそれを

「あなたはこう見えていますよ」

と伝えてくれる素敵な人たちが私の周りにはたくさんいるので、私の意図を

話すことができ、誤解を解くことができたりしました。

伝えてくれる人たちがいることは、本当にありがたいことだと思います。

まあ、ストレートすぎる表現にたまにグッサリくることもありますが(笑)

 

自分が他人にどう見えているかは、他の人から教えてもらわないとわからないもの。

他の人から伝えてもらうには、

伝えやすい雰囲気

伝えてもらったことを素直に受けとめることができると相手が理解していること

お互いの信頼関係

が重要だと思います。

 

 私の場合は、この信頼関係が大きいと思っています。

伝えてもらったことを今後、自分自身のよりよい生き方に活かしていきたいものです。

 

 

 

 もちろん、どーしても活かせない、受け入れられない、こともあるので、

それはそれ、人は人、と割り切って…。

 

 

 

 

 

 

 

サイコロジカル・ファースト・エイド(PFA)

tesaki | 2019.08.04 Sunday | 22:22 | ”こころ”にかかわる | comments(0) | trackbacks(0) |

 サイコロジカル・ファーストエイドとは?

心理的応急処置のことです。

 

 WHOのPFAは、災害・紛争・犯罪などに巻き込まれた人々を

心理的に保護し、これ以上の心理的被害を防ぎ、様々な援助のための

コミュニケーションを促進することを目的として、現実的な状況を

踏まえた連携を摂ることが重要としています。

PFAの手法を使う人は、医療関係者だけではなく、防災、教育、治安、

行政、産業などに従事する方や、NGO・NPO、ボランティア関係者が

想定されています。

ご興味のある方はこちらを。

https://saigai-kokoro.ncnp.go.jp/pdf/who_pfa_guide.pdf

  

 以前、PFAの研修を受けたのですが、先日違う種類の

災害時の心のケアの研修を受けてきました。

災害に合われた方へのボランティアという立場で、

話を聴く難しさを痛感する研修でした。

 

 通常のカウンセリング関係ではなく、継続する可能性もない状態で

話を聴くというのは、何とか保っている精神状態を崩し、放置する

ことになる可能性が大きいということを自覚していないと、二次被害を

引き起こしかねません。

 

PFAでは

・専門家が行うカウンセリングとは異なる

・PFAは「心理的デブリーフィング(※1)」とは異なり、必ずしも

 つらい出来事についての詳しい話し合いを含まない

・PFAでは、話したい人がいればその人の話を聞くが、出来事に

 対するその人の感情や反応を無理やり話させることはしない

としています。

<心理的応急処置(サイコロジカル・ファーストエイド:PFA)フィールド・ガイド>

より抜粋。

(※1)心理的デブリーフィング:ストレスとなった最近の出来事における認知や考え、

   情緒的反応を、手短に、しかし系統的に語るように求めることで、感情の表出を促すもの

                           (WHO:2010、Sphere:2011)

 

 適切な対応を学んでおかないと「何かしたい、支援したい」と

思って行動しても、被災者を更に傷つけることになります。

 

 先日の研修ロールプレイでは、気持ちや感情の表出について

意識しすぎて話に寄り添えない、話がきけないという人もいました。

どこまで話を聴いていいのか迷われたということでした。

 

 難しいところですが、話されたことを人として受けとめるだけでも

人とつながっていると感じたり、気持ちが落ち着くことがあったり

安心を感じることができることもあります。

 

 カウンセラーだから、セラピストだからではなく、

「人として話を聴くこと」を大切にしていきたいと改めて思う研修でした。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

講演会とディナー  〜人に話すということ〜

tesaki | 2019.08.01 Thursday | 22:22 | - | comments(0) | trackbacks(0) |

 本日、とある講演会に出席してきました。

知人に

「TVとかで取材される方の講演会とディナーがあるけどどう?」

と誘われて、あまりそんな場に行く機会もないので行ってきました。

 

 知人は他にも知り合いを誘っていたので、1人で会場に向かいビルの前に

着いたところ、ビルの前に2人の黒のパンツスーツ姿の女性がいました。

(会場のレストランはそのビルの2階です。)

2階に上がろうとビルのエントランスに向かうとその女性たちが

「○○(レストラン名)のお客様ですか?」

と声をかけてくれました。

「お待ちしておりました。ご案内します。」

と言って私をエレベーターまで先導。

この酷暑の中、ゲストを迎えるために、外で、ジャケット着て、

すっと姿勢よく立っていたのです。

 

 このゲストをお迎えする姿勢が、講演者であるオーナーの大切に

している理念、ホスピタリティの表れの一つということでした。

 

 講演の内容は、ご自身が人生で体験してきたことをもとに、

体験した実例について、どう思ったか、どう感じたか、そして

そのことから何を学んだか、どう変えてきたか、これから変えようと

しているかをお話していただきました。

 

 情熱をもって、感情をこめてお話される姿に、その会場にいた人は

引き込まれて、講演者が感情が高ぶった時には一緒に涙する方もいらっ

しゃいました。

 

 お話の冒頭に、遠方から来られた方を数名お名前を呼んで労い、

一人一人に目を配りながら話す姿がとても印象的でした。

「一人一人を大切にする」

カウンセリングにも通じるところだな、なんて思いながら聞いていました。

 

 会場にいる人全員を巻き込むような臨場感あふれる話し方、

雰囲気を察してテーマの順番を変えたり、ユーモアを交えてみたり…

講師業の方は「そんなの普通」と思われた方もいると思いますが

伝わってくるエネルギーが、圧がすごかったんです。

 

 最近私は、あのくらいの情熱をもって研修をしているのだろうか

と反省しました。

 

 人前があまり得意でない私には、講演者が楽しんでいるように

伝わってきました。

講演者とお話する機会の時に、

「私には楽しそうにお話されていたように見えました。」

とお伝えすると

「600回以上やってるからね。」

と笑顔で答えてくださいました。

 

 そういえば以前、講師をやっている方に、私が研修講師は

嫌だ、楽しくないと話した時、

「自分が楽しまなきゃ聞いてる方も楽しくないよ」

と言われたことを思い出しました。

 

 お話をしながら、目を配りその時間を大切にする…。

講演者の方は「寝られたら負け」ともおっしゃっていました。

 

 興味深く、面白く、自分に必要だなと思ったら、

眠くならないですよね。

 

 私は眠っている人がいると、疲れているんだろうな、とか

興味ないんだろうな…と思ってそっとしておくことが多々あります。

(企業の研修などの場合特に。)

もちろん、私の話し方が悪いという理由もあるんですけどね。

つまらない、よくわからない、が続けば脳が必要ないと判断して、

脳を休めるので、眠くなります。

 

 最近立て続けに研修などで人の話を聞く機会があったのですが、

今回の講演者の話し方が、一番魅力的に感じ好感を持ちました。

 

 今後、私もあんな風に情熱をもって…

いや、情熱は持ってるんです。

持っている情熱が伝わるように人に話をしていきたいと思います。

 

 

 

ちなみに...

講演の内容は、私個人的には突っ込みどころが少々。

お出迎え、お見送り、「お越しいただきありがとうございます」と

いう感謝の気持ちを伝える行動なのですが、あまり丁寧にされると

こちらが恐縮して、申し訳ない気持ちになってしまうのと、

知らない人に名前を呼ばれるのはちょっと…怖い…かな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

日本の夏ですね。  〜盆踊り〜

tesaki | 2019.07.28 Sunday | 22:22 | - | comments(0) | trackbacks(0) |

 皆さん、ここどこだと思いますか?

 お分かりの方もいらっしゃるかと思いますが、後ろに見えるのは、

東京ステーションホテル。

ということで、東京丸の内です。

 

 こんなところでも盆踊り、やってるんですね。

金曜日だったせいか、かなりの人がいました。

 

 踊っている人もいましたが、見物人の方が多かったように

感じました。

 

 楽しみ方は人それぞれ、踊っている人、見ている人、

屋台のから揚げやお好み焼きなどを食べている人、

今はやりのタピオカ飲んでる人もいました。

 

東京の丸の内で、東京音頭を踊る…

浴衣の方も結構いて、皆さんとても上手に踊っていました。

お仕事帰りという感じの方も、見よう見まねで踊りの輪に入り

楽しそうでした。

 

 で、暗くなってきた頃、スペシャルゲストの登場です。

「残酷な天使のテーゼ」を歌っている高橋洋子さんです。

アニメ、エヴァンゲリオンの曲。

この日歌ってくださったのは、

「残酷な天使のテーゼ MATSURI SPIRIT」

和太鼓の音が特徴的で、盆踊りの振りまでついていました。

 踊りの振りのレクチャーがあったので、皆さんあの曲に

合わせて踊っていました。

片足ケンケンが有ったりと、少し動きが激しいようでした。

 

 時代のニーズに合わせて新しいものを取り入れていくのも

楽しいですが、老若男女みんなが踊れるような昔からの曲も

楽しいです。

 

 東京の盆踊りはこれからのところがたくさんあります。

皆さんもどこかへお出かけしてみては?

その際には、是非浴衣を着て、ね。

 

 

 
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